第5回細胞農業会議に参加してきました。「我が国における細胞性食品のルールメイキング動向」講演
8/29 一般社団法人細胞農業研究機構・吉富愛望アビガイル代表理事が「我が国における細胞性食品のルールメイキング動向」という題目で第5回細胞農業会議にて講演いたしました。
細胞農業会議(主催:特定非営利活動法人日本細胞農業協 培養食料研究会)は、細胞性食品(いわゆる「培養肉」など)、精密発酵(微生物などで作るミルク、チーズ、オイルなど)といった細胞農業について、専門家やスタートアップなどから最新情報を発信し、ネットワーキングの機会を提供する国内最大級の学術集会です。
細胞農業に関わるさまざまな業界が目覚ましい技術革新とともに発展していく中で、国内で関係者が集まれる機会は大変貴重です。
吉富代表理事も張り切って報告をさせていただきました!
今年6月に世界で2カ国目となるアメリカでの細胞性食品(いわゆる「培養肉」など)販売開始のニュースが流れ、細胞性食品(いわゆる「培養肉」など)の業界は大きく情勢が動いた年になりました。日本国内での販売も目前と考えられる中、急ピッチでルール形成が望まれるところとなっています。
現在、細胞農業研究機構では、大阪万博の1年前、つまり2024年を目指して準備を進めています。大阪万博で試食ができる、もしくは販売ができるようにしたいと考えています。
しかしながら、細胞性食品の定義や食品表示、安全性についての議論については細心の注意をはらい、慎重に進める考えです。
今年の夏にかけて、欧州においても細胞性食品(いわゆる「培養肉」など)の販売申請がなされ、世界的に細胞性食品(いわゆる「培養肉」など)の販売可能性を広げる方向へ向かっていることが感じられます。
ますます、国内にもこの業界の情報が正しく流れてくるようにしていく努力の必要性や、日本や国内企業もこの領域に対しての考えを海外に発信していくことが大事になってくると思います。
細胞農業研究機構は、この秋に以下のスケジュールで海外の企業、スタートアップ、研究者たちと意見交換を行い、国内の情報発信をしていきます。
得た情報・知見は、本サイト、SNS、会員の皆様へのメールなどで共有させていただきます。よろしくお願いいたします。
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[吉富代表理事の細胞農業会議ミニミニレポート!]
👩培養液栄養ドリンク(食品ベース)を飲んだり、高校生のブース発表にお邪魔しました❤️
会場は多くの方がいらしゃって賑わっていました。
オンラインばかりでお会いしていた方々が多かったので、対面でご挨拶できた方もいて、ありがたかったです💃
ありがとうございました⭐️
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