一般社団法人日本培養食料学会の法人会員参画のお知らせ
細胞農業研究機構の活動
このたび一般社団法人細胞農業研究機構 (JACA) は、2025年4月に設立された「一般社団法人日本培養食料学会」(以下、「本学会」)に法人会員として加盟いたしました。
近年、世界的な人口増加や経済成長を背景に、食料消費は年々増加しています。中でも動物性タンパク質への需要は顕著であり、国連食糧農業機関(FAO)によれば、2050年には世界の年間食肉消費量が約4億7000万トンに達すると予測されています。食料危機の回避に向け、安定的なタンパク質供給源の拡充が望まれます。
こうした状況に対する持続可能な解決策として、細胞培養技術を活用した細胞性食品の研究開発が世界的に注目を集めています。
本学会は、再生医療や組織工学(ティシュエンジニアリング)などの最先端技術を応用し、安全・安心で美味しい細胞性食品の早期実用化を目指す、学際的・産官学連携の研究組織です。
本学会への加盟を通じて、JACAは以下の貢献を目指します:
- 細胞性食品に関する科学的知見の蓄積
- 安全性評価と規制整備に向けた技術支援
- 異分野連携による新たな研究・事業創出の基盤づくり
JACAは本学会と協力し、国内における議論推進に貢献したいと思います。