カテゴリ別
月間アーカイブ

アメリカで培養肉の販売にGOサイン。細胞性チキン(培養肉)を製造するアップサイド・フーズ社とグッド・ミート社がアメリカ政府から販売許可を取得しました

シンガポールに引き続き米国で細胞性食品の開発会社2社の販売開始にGOサインが出ました。両社とも細胞性チキン(培養肉)を製造し、グッド・ミート社はすでにシンガポールでも販売実績があります。グッド・ミート社の細胞性チキンを試食した吉富代表によると「塩分控えめのサラダチキンの味」とのことです。

※本記事下に画像あり

アップサイド・フーズ社は細胞農業研究機構の会員企業であり、細胞性食品の安全性の考え方などについて国内で情報の整理が進むよう、頻繁にアドバイスをいただいています。

吉富代表のコメント:

「アップサイド・フーズ社の細胞性チキンは細胞の含有量が99%! 「つなぎ」がほぼゼロということで、どのような味がするか気になるところですね。 同社ウェブサイトでは、細胞の含有量も高いからか、”培養肉は肉だ”と言い切っています。輸出入も鑑みると、国内だけの事情で決められないのが定義の問題ですが、皆さんはどうあるべきだと思いますか? 」

とても大きな市場の米国で、今後細胞性食品(いわゆる「培養肉」)がどのように受け入れられていくか楽しみです 。

https://upsidefoods.com/blog/upside-is-approved-for-sale-in-the-us-heres-what-you-need-to-know

[国内報道記事]

  • 米国初の培養肉販売、当局が承認 企業側「新時代の始まり」(ロイター)
  • 米国農務省、初の培養肉の国内販売を認可(TEXAL)
  • 鶏培養肉、米で初販売へ 2社に認可、課題は価格(47NEWS)
  • アメリカが培養肉販売を承認|GOOD Meat、UPSIDE FoodsがUSDAの認可を取得(Foovo)

[グッド・ミート社の細胞性チキンを試食の様子]

2022年10月にカリフォルニアにあるグッド・ミート社を訪問させていただいたときの写真になります。食感もチキンそのもの。美味しくいただきました。

グッド・ミート社の細胞性チキン
グッド・ミート社の細胞性チキンを試食して思わず笑みのでる吉富代表。「塩分控えめのサラダチキンの味」、大変美味しかったでそうです。

JACAは、その他の細胞性食品(いわゆる「培養肉」)の試食報告をしています。

ご興味ある方は、下記をクリックして細胞性食品試食レポートページをご覧ください。

JACA細胞性食品試食レポートページへ